『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』を読みました【書評】

 

どうもウノモトです。

最近は最早Googleなしには考えられない世の中になってきていて、生活の何%くらいがGoogleの提供するプラットフォームでなりたっているかを考えると、その影響力は計り知れません。

そんなGoogleの、Google的な働き方の本もよく見かけます。というより、見逃せないと言ったほうが正しいのでしょう。見逃せずに、買って読んでしまったのがこちらの本です。

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法

『あのGoogleが、社内でやっている神速仕事術57』と銘打たれた帯はあながち間違っていなかったようです。役に立つ考え方を少しシェアしたいと思います。

 

余計な仕事をなくすことが1番

著者、ピョートル・フェリークス・グジバチの基本的な意見はこうです。

  1. 「今、この瞬間」に集中する
  2. そのためには余計な仕事をなくし、絶対量を減らしていく
  3. 欲しい結果から考えて、確実な成果を出すことを常に目的に据えて動く

この本が他の生産性に関する本と一線を画している点は、アウトプットベースで働き方の質を問うている点でしょう。

プロセスではなく、その道筋の立て方にこそ、日本人の働き方に問題があると述べています。

この本でみなさんにお伝えしたいのは、「自分の仕事を壊す」ということです。自分の仕事を自分でしなくて済むようにすることこそ、究極的な「効率化」であり、今後生き残るために必要なことです。

ーー世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか/ピョートル・フェリークス・グジバチ

つまり、仕事の効率よりも、仕事そのものを見直すことが必要になってくるというわけです。特に、素早い変化が求められるこれからの社会においては、より重要になってくることです。

本書では、そのための仕事術が著者自身のGoogleでの経験から、いくつも述べられています。

その中で気になったものをピックアップしていきます。

 

仕事はその場で、1回で終わらせる

これはGTDの考え方とも通じるものがあるのですが、基本的には仕事を持ち帰らないことを推奨しています。つまり、「今ここできることは、今すぐにやりなさい」ということです。

仕事を持ち帰って、また次回に、ということになると仕事の量が増えてしまいますし、「今、この瞬間」に集中することもできなくなってしまいます。

その点において、メールは非常に不合理です。「持ち帰り文化」のメールよりも、LINEやハングアウトなど、「リアルタイム文化」のチャットのほうが余計な仕事が増えなくて済むため、合理的なのです。

メールなどの連絡手段にかぎらず、Googleでは「今この瞬間」に集中するための仕組みが設けられています。書籍では脳のリソースを節約するGoogleの工夫が紹介されています。

よそ見をせずに、「今この瞬間」に集中すれば、最大のパフォーマンスを発揮できるのです。

ーー世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか/ピョートル・フェリークス・グジバチ

言葉よりもプロトタイプでコミュニケーションを

メールなどのコミュニケーションは、時間的なコストのかかる仕事の進め方ですが、コミュニケーションの進め方次第ではムダな仕事を減らすことにつながります。

お互いの方向性を探る際に、プロトタイプ(試作品)を用いたコミュニケーションを取ると、理想的なアウトプットへと双方がぶつかり合うことなく進むことができるのです。

たとえば、仕事の依頼があった場合、こちらから何店か質問をした後、「つまり、こういう感じではないですか?」というドラフトを描いて、見せてしまうのです。そこで、「これは違う」とか、「そうそうそんな感じ」という感触を掴んでおけば、その後、やり直しを命じられたり、無駄な仕事をすることもなく、最短で仕事が進められます。

ーー世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか/ピョートル・フェリークス・グジバチ

人との仕事をする際は、相手の求めていることが評価基準になります。そこで、相手の求めている基準を探ることから始めるのですね(場合によっては過剰な品質の仕事もムダになります)。

 

 現状を打破する10xの考え方

目標設定に関しては実現可能かどうか、という視点があると思います。しかしGoogleにおいては目標は常に現状の10倍を目指します。

なぜ、10倍なんていう気の遠くなるような数字を設定するのでしょうか。

それには2つの理由があります。

  1. 10倍の目標設定をすることにより、結果的には7倍の成長を遂げられる可能性が高い(70%の成長目標ではなし得ない成果)
  2. 10倍という目標のために、現状を根本から変えることができる

努力目標として10倍という数字を掲げることによって、低い目標設定からは想像もつかないような成果が望めます。

なぜ、10%の向上ではダメなのでしょうか?著者はこう述べています。

多くの企業では、今ある業務を100%こなしたうえで、そこに追加する形で成果を上げていこうという考え方を持っています。そのため「前年比10%像」といった目標が出てくるのですが、こうしたやり方では、従来の延長線上の発送から抜け出せず、しかも仕事量だけが増えていくということになりかねません。

ーー世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか/ピョートル・フェリークス・グジバチ

Googleの働き方はこうです。今ある仕事を従来よりも早い時間でこなすよう工夫をして、そして余った時間でプラスアルファの仕事をします。就業時間の20%は自分な好きなことをしてもよいというのがGoogleの掲げる20%ルールです。彼らはこの時間を使って、常に新しい成果を上げる努力をしています。

そして、最終的には「自分の仕事をなくす」ことを意識し、ムダな仕事は省く。これによって、より重要な仕事に集中し、10倍の目標を目指して動くのです。

 

言われてみれば至極当然、しかし実践できていないというような仕事術が多岐に渡って紹介されています。より創造的な仕事のためにも、「自分の仕事をなくすこと」を目標に、自分の働き方を見直してみてはいかがでしょうか。

 

それではまた。

 

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